先日田川市夏吉にある夏吉1号古墳・21号古墳に行ってきました
夏吉地区には、現在39基の古墳が確認されており、夏吉古墳群とよばれています。
このうち1号古墳と21号古墳が市の史跡に指定されており、
夏吉1号古墳は、田川地方で唯一石棚を有する古墳です。
古墳初体験のピヨコは入り口に着くまでの道のりでヒーヒー言う始末でした
早速中に入ってみましょう。
当たり前ですが中は真っ暗です。
説明文を読んでみると
「ここの内部主体は複室横穴式石室で南に開口しています。
石室は全長8.2mで玄室の奥壁に向かって左側に石棚を設けており、
この石棚を持った古墳は福岡県下で8例しかなく、田川地方ではこの古墳が唯一の例です」とあります。
築造の時期は、石室の石組や出土遺物から見て、
古墳時代後期(6世紀後半頃)と考えられているようです。
続いて夏吉21号古墳にも行ってみました。
「夏吉21号古墳は、田川地方で最大規模の複室横穴式石室の円墳です。
奥壁には床面からの高さ2.62mの巨石が使用されています。
石室内は盗掘を受けていましたが、
発見例の少ない三累環等柄頭や銀製刀装具・鉄鏃・須恵器などが出土しており、
築造の時期は古墳時代後期、夏吉1号古墳よりやや後の6世紀末頃と思われます」との説明。
これは中から外の景色を撮った写真です。
1号古墳に比べ中は天井も高く大人でも十分に立っていられます。
田川にこんなところがあったなんて!!
身近なところに古墳時代を堪能できるところがあるとは驚きでした
夏吉古墳はいつでもご覧になることができますが、
4月17日(土)・18日(日)両日には
田川市石炭・歴史博物館が夏吉1号古墳で説明会を開催します。
当日参加は無料、時間は9時半頃から行っているそうです。
この機会にぜひ古墳文化に触れてみてはいかがでしょうか
(ピ)